海外生活と嫁と筋肉と

25歳で大手企業を辞め、海外企業に転職、嫁と一緒に海外生活している人のブログ。

インドネシアから帰りたい日本人と帰れない日本人

 

インドネシアから特別便が!とか空から女の子が!とか日本のニュースで騒いでおりますが、

そのあたりいったい何なのよ、

というのを現地ですみっコぐらししている私から見た世界をお伝えしようと思います。

 

大きく状況が変わったのは7月頭です。

インドネシアのコロナ感染者が連日最高値を更新、

グラフを見ながらこれが私の昇給の話だったら!と主に私が騒ぎ出したころです。

 

このころは皆さんとにかくワクチンを探していました。

インドネシアでは主に3種類のワクチンが出回っていました。

 

1.アストラゼネカ ー 一番まし。ただ2回目の接種が3か月後と長い。

2.シノバック   ー 中国製。打とうと思えば割と打てる。

3.シノファーム  ー 会社が取りまとめて接種するときとかにでてくるやつ。

 

シノバックは打った後に感染したという例がかなりの数上がっており、

水なんじゃないかとか揶揄されたりもしています。

 

なので日本人はこぞってアストラゼネカを探したんですね。

6月中頃、ワクチン戦争のピーク手前くらいで情報を集めた人は何とか打てました。

6月終わりにはアストラゼネカの国内在庫は底をつき、接種できなくなりました。

 

それで7月頭、政府がPPKMという社会制限を発令したんです。

これで在宅勤務100%とか店内飲食禁止とか、

ほぼロックダウンみたいなものになりました。

 

そんな中、PPKMにあった一つの規制内容が日本人をパニックにさせたのです。

 

それは、

ワクチン接種証明書がなければ飛行機乗れません。

というもの。

これ驚きなのが、国際線、しかもインドネシアから出国するにも対象だったということ。

 

この少し前、外務省から、

8月から海外に住む日本人は一時帰国してワクチン打てるようにしますよ、

と発表してたんです。

皆さんそれに合わせて帰国計画を立てていたところでした。

それかアストラゼネカでとりあえず耐えしのぐか。

 

アストラゼネカを打った人は3か月は帰国できない。

というか帰国しても既に接種してるから日本でファイザーは打てない、泣き。

そうするとアストラゼネカの1回ではワクチン接種証明書をもらえないので

インドネシアに入国できない。

 

そうでない人は日本でワクチンを打つためにシノバックを打つという超絶矛盾な世の中にPoisonした瞬間でした。

 

幸いなことにこの規制は1日にして撤回され、出国に関してはその限りではないとなりました。

 

けれども、

爆増していくコロナ、何言い出すかわからない政府

2つの恐怖を目の当たりにした我々は帰国が妥当と判断するようになりました。

 

帯同の家族だけ先に返していた方も多かったのですが、ここにも問題がありまして、

小さい子供を連れて、

日本での10日間の隔離生活に耐えられるのか、

出国時と合わせて4回ほど行うPCRに耐えられるのか

など不安要素満載です。

 

さらに12歳以下はワクチンを打てないことになっているので、

日本に戻った後いつインドネシアに戻れるかがわからなくなってしまうんですね。

 

各々が各々の事情を抱えた中で判断することが多くなる生活というのは

非常にストレスが溜まるものですね。

 

うちの嫁も(以下略)。。

 

PPKMももう2週間たちますが、一向に感染者は減りません。

どうなっていくのでしょうか。